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肩こり改善には脇腹、背中の筋肉
スマホの使用時間の増加やデスクワーク
その他さまざまな要因により肩こりに悩まされている方は
多いかと思います。
肩こりがつらいと言って多くの方がさする筋肉は
首の辺りの僧帽筋の上部繊維です。
この筋肉の働きは、腕の重さに方が下げられないようにすることです。
筋肉は短くなりながら力を出す分にはいいのですが…
引きのばされながら力を出すのは苦手な性質を持ちます。
肉離れをしてしまうシーンというのは
筋肉を引きのばす力がかかっている局面で力を出すときに起こるケースがほとんどです。
ダッシュをしていて肉離れを起こしたりするのは
それだけ瞬間的に筋肉に対して急激なストレッチがかかっているからです。
なぜ、上記の話をしたのかといいますと
筋肉に対してそこまで大きな引き延ばす力がかかっているわけではないですが
腕を支える僧帽筋上部や三角筋も同じように腕の重さが
これらの筋肉を引きのばすように作用する中で絶えず力を出し続けているという
負担のかかりやすい状態にさらされていることを理解して頂くためです。
肩こりがつらいという人は
腕をだれかに持ったもらったり机に預けるなどして
僧帽筋を腕の重さを支えるという役割から解放してあげると
一時的に肩がつらさがに和らぐと思います。
下の写真のように肘が肩くらいに上げたところまで持ちあげてもらうと
だいぶ肩は楽になってくると思います。
肩こりの症状を訴える方の多くは
肩が身体の前側に入り、肘が背中側に入っている人が多いです。
一言で言ってしまえば猫背です。
猫背の人は腕の重さを僧帽筋上部を主体として支えています。
肩こりのなりにくい姿勢の人はどうなのかといいますと
胸が開き、肘が身体のほんの少し前側に位置しています。
この姿勢になると脇腹の前鋸筋や僧帽筋下部でも腕の重さを受け持つことができます。
これらの筋肉にも仕事をさせる事が肩こりを改善するために必要な事となります。
また胸が開く、肩甲骨が背骨に少しよることで
僧帽筋上部も猫背の場合と比べて短くなった状態になり
負担がかかりにくい状態で腕の重さを支えられるようになるので
肩が凝りにくいです。
次回の記事では、胸を開き、腕の重さを支える脇腹、背中の筋肉の
エクササイズを紹介したいと思います
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