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力まずに身体を使うコツ3 楽に立つコツ

今回は、楽に立つためのコツについて説明してみたいと思います。
特に脚をどのような状態にすると楽になるかという事についてです。

足首・膝・股関節を縦1直線にそろえて立つと下半身の筋力をあまり使わずに
自分の体重を支える事が出来て、楽に立てるようになります。

どうしてなのか?
足首、膝、股関節の3点をそろえると「スネ」の骨(脛骨)と「太もも」の骨(大腿骨)
真っすぐになるからです。
大腿骨は斜めになっているものなので
厳密にいうと、「大転子ー脛骨外側顆(膝の外側)ー外くるぶし(外果)」を真っすぐにそろえると
脛骨と大腿骨が真っすぐに揃うのですが、アスリートでもなければ股関節ー膝ー足首でOKです!
こうすることでなぜ楽に立つ=少ない筋力で立てるのかといいますと

イメージしやすい例として
腕立て伏せを想定してほしいのですが…
肘を曲げた「伏せ」の状態で数秒キープするのと
肘が伸びた「立て」の状態でキープするのだと
どちらが楽でしょうか?

圧倒的に肘が伸びた「立て」の状態だと思います。
この状態では、手首ー肘ー肩が一直線に並び、前腕と上腕が真っすぐになり
自分の体重(重力)が肘を伸ばしてくれるように作用するため
腕の状態をキープするのに筋力をあまり要しません。

「伏せ」の状態では肘が90°近く曲がっており自分の体重が肘を曲げるように
作用してくるのに対して肘を伸ばす「上腕三頭筋」や上腕骨を身体の前に戻そうとする「大胸筋」などの
筋力を使わないと体勢を保てません。

足首ー膝ー股関節の3点が1直線に並んでいない状態で立ったり
日常の動作を行っている人は、常に腕立て伏せの「伏せ」の状態に近く
体重(重力)によりそれ以上に膝が曲げられないよう
腿の前側の筋肉(大腿四頭筋)などに緊張を作ることで対処しますので
日常的に膝の痛みや股関節のつまり感を感じやすくもなってきます。

スネと太もも、前腕と上腕を真っすぐに(骨と骨をそろえる)することは
身体を支える為に必要な筋肉の緊張を少なく抑えるコツとなりますので
普段の生活から意識すると身体の負担を減らすことが出来ます!

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